角幡唯介さんコメント
大学時代に探検部というクラブに入ってから、冒険活動、探検活動を20年ほど続けてきました。
今回はどういう考えをベースに冒険のテーマを決めているのか、ということを1冊の本にまとめてみました。
今考えているのは、いかにしてシステムというものの外に飛び出すのか、どのようなテーマで行動したら冒険になるのか、といったことです。
例えば、なぜ今のエベレスト登山は冒険ではないのか?
逆に、昔のナンセンの北極海漂流やピアリーの北極点遠征がなぜ冒険であったのか?
これらのようなことを分析しながら冒険の本質について論じました。
冒険について総合的に論じた初めての本だと思います。この本を読めば「冒険とは何か」ということがよく分かると思います。