町山智浩さんコメント
映画は、何も知らずに観ても面白い。でも、知ってから観ると100倍面白い。観てから知っても100倍面白い!
町山智浩さんコメント
映画は、何も知らずに観ても面白い。でも、知ってから観ると100倍面白い。観てから知っても100倍面白い!
町山智浩
「アジア、ヨーロッパ、そしてアメリカ映画の最新作・話題作に隠された「暗号」「謎」を鮮やかに解読。
——『ラ・ラ・ランド』の二人はなぜ、別れなければいけないのか?
——『ダンケルク』にはなぜ、三機しか戦闘機が出てこないのか?
——『サウルの息子』はなぜ、背景がピンボケでスクリーンが小さいのか?
——『LOGAN/ローガン』の最後にウルヴァリンが言った「あれってこんな感じなんだ」の「あれ」とは何か?
——『メッセージ』のヒロインはなぜ、若くして死別すると知っていながら娘を産んだのか?
——『ベイビー・ドライバー』はなぜ、ベイビーと自称しているのか?
——『エイリアン:コヴェナント』のアンドロイドはなぜ、ワーグナーを弾くのか?
——『ブレードランナー2049』のテストで聞かれる「白く高い噴水」とは何か?
——『セールスマン』の主人公はなぜ、イランで『セールスマンの死』を上演するのか?
《本書で『解読』される全20作品リスト》
◆ワンダーウーマン◆エイリアン:コヴェナント◆ブレードランナー2049◆セールスマン◆マンチェスター・バイ・ザ・シー◆哭声/コクソン◆イット・フォローズ◆ドント・ブリーズ◆シンクロナイズドモンスター◆ラ・ラ・ランド◆ダンケルク◆サウルの息子◆LOGAN/ローガン◆メッセージ◆ベイビー・ドライバー◆沈黙 –サイレンス-◆エル ELLE◆ルック・オブ・サイレンス◆アイ・イン・ザ・スカイ◆ムーンライト(順不同)
目次、はじめに
『ブレードランナー2049』
『ラ・ラ・ランド』
『ダンケルク』
担当編集者より
町山さんの映画批評・解説は、映画そのものの面白さを語るだけでなく、その背景にある監督たちの問題意識を明らかにし、その作品が作られた社会背景、文化的文脈などを解説していくところに魅力なのはご周知のとおりです。しかし忘れてはいけないのは、町山さんの中にある「差別への怒り」「弱者への共感」です。本書でも、そうした町山さんの視点がたくさん盛り込まれています。アウシュビッツに送られたユダヤ人たちが生死の境で行なったこと、ウルヴァリンことローガンが本当に心の底から望んでいたこと、ベイビー・ドライバーの主人公がiPodを片時も離せない理由……その「真相」を知ったときに、あなたはきっと涙を流すことでしょう。
定価 | 本体760円+税 |
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発売日 | 2018年2月7日 |
ジャンル | 文芸・芸術 |
書名(カナ) | サイゼンセンノエイガヲヨム |
新書判 | 208ページ |
ISBN | 978-4-7976-8021-8 |
Cコード | C0274 |
町山智浩(まちやま ともひろ)
映画評論家。ジャーナリスト。1962年、東京都生まれ。早稲田大学法学部卒業。「宝島」「別冊宝島」などの編集を経て、1995年に雑誌「映画秘宝」(洋泉社)を創刊。その後、アメリカに移住。現在はカリフォルニア州バークレーに在住。TBSラジオ「たまむすび」レギュラー。BS朝日「町山智浩のアメリカのいまを知るTV」レギュラー。主著に『映画と本の意外な関係!』『最も危険なアメリカ映画』(集英社インターナショナル)、『トラウマ映画館』『トラウマ恋愛映画入門』(集英社)、『〈映画の見方〉がわかる本 ブレードランナーの未来世紀』(新潮文庫)、『狼たちは天使の匂い』(洋泉社)、『マリファナも銃もバカもOKの国』(文春文庫)、共著に『松嶋×町山 未公開映画を観る本』(松嶋尚美、集英社)、『ベスト・オブ・映画欠席裁判』(柳下毅一郎、文春文庫)など。