桜井章一さんコメント

この度『流れをつかむ技術』という本を出版しました。流れというものは目には見えないけれど、感じることはできます。太陽や雲、風といった我々に恵みを与えてくれる自然に流れがあるように、勝負にも流れというものが確実に存在する。この本では、余計な価値観に振り回されている現代の人たちに、「もう一度原点に戻って、動物や植物が大切にしている“流れ”というものを取り戻してみてはどうか」ということが書かれています。ぜひお手に取ってみてください。

書影
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インターナショナル新書 011

『流れをつかむ技術』

桜井章一

作品紹介

雀鬼流麻雀に学ぶ、真の強さが身につく生き方。

川や風に流れがあるように、勝負事にも流れがある。場の流れ、運気の流れ、人の感情の流れ……それらを見極められるかどうかで、勝負の明暗は分かれる。仕事や生き方においても、流れを捉えることは重要である。好不調の波や幸運・不運の巡り合わせを的確に感じ取り、いい流れをつくり出すことができれば、物事は自然とうまくいく。麻雀の裏プロの世界で20年間無敗の伝説を持つ桜井章一が、勝負の場で身につけた「流れのつかみ方」を伝授する。

担当編集者より

私が学生の頃から、麻雀界では「生きる伝説」として有名だった桜井章一会長。今回、仕事で初めてお目にかかるとき、私はひどく緊張していました。「裏プロの世界で20年間無敗の伝説を持つくらいだから、怖い人なのでは……」と、不安な気持ちにかられていたのです。しかし、実際にお目にかかってみると、そのような心配はまったく無用で、桜井会長は柔らかな物腰で、何事にも優しく対応してくださいました。 取材では、麻雀牌の扱い方についても指導していただきました。その際、「あなたは無駄に力が入りすぎている。それでは見えない流れを感じ取ることはできない」と言われたので、どういうことかと尋ねました。すると、「運気や人間の感情など、この世界には見えないもののほうが多い。しかし、目には見えなくとも、流れを感じることはできる。その見えない流れを感じ取るためには、何よりも力まず自然体でいることが大事なのです」と教えてくださいました。そう伺って、自分は見えるものだけを重視し、わかりやすい答えばかり求めていたことに気づきました。 自然に流れがあるように、勝負事にも人生にも流れは存在します。今回の本では、その「流れ」の捉え方について解説していただきました。ぜひご一読ください。

定価 本体700円+税
発売日 2017年6月7日
ジャンル 教育・心理
書名(カナ) ナガレヲツカムギジュツ
新書判 192ページ
ISBN 978-4-7976-8011-9
Cコード C0295

著者

写真写真

桜井章一(さくらいしょういち)

雀鬼会会長、著述家。1943年、東京都生まれ。大学時代に麻雀に触れ、昭和30年代から麻雀の裏プロとして活躍。以降、引退するまで20年間無敗の強さを誇り、「雀鬼」の異名を取る。著者をモデルにした小説・劇画・映画などで、その名を広く知られることとなる。麻雀を通した人間形成を目的とする「雀鬼会」を主宰。『努力しない生き方』(集英社新書)、『人を見抜く技術』(講談社+α新書)、『わが遺言』(ポプラ新書)など著書多数。

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