池田清彦さんコメント

ダーウィンの進化論に噛みついた同時代の人物に、ファーブルがいます。ファーブルの言っていることは現代でも正しいところがあると、私は思っています。ファーブルからゲノム編集など最新のことまでを、わかりやすく書きました。ぜひ読んでいただけますと幸いです。

インターナショナル新書 002

『進化論の最前線』

池田清彦

作品紹介

誰も言わなかった「進化論の大問題」!

現代進化論の主流派であるネオダーウィニストたちは、19世紀のファーブルの批判を、いまだ論破できていない。果たして我々は本当に進化について理解しているのか。進化論と生物学の最先端を解説する。

担当編集者より

本書の読みどころは、なんと言っても「ファーブルによるダーウィン進化論批判」です。池田清彦先生はファーブルに対して強い思い入れをお持ちで、「実際の虫がどうやって動いて、どのようにして子孫を残すかといった研究をするのは、すごく時間がかかる。そんな観察を長いこと続けて『昆虫記』という名著をつくってしまったファーブルは凄い」と絶賛でした。先生ご自身も、若い頃はファーブル同様、ずっと虫取りばかりをしていたそうです。「『好き』を極めることが、大きな事をなしとげる秘訣なのだ」と感じました。本書ではiPS細胞やゲノム編集といった最先端の生物研究も踏まえて進化論を解説しています。「目からウロコ」の驚くべき話が満載ですので、ぜひ手にとってみてください。

定価 本体700円+税
発売日 2017年1月12日
ジャンル 科学
書名(カナ) シンカロンノサイゼンセン
新書判 192ページ
ISBN 978-4-7976-8002-7
Cコード 0245

著者

写真写真

池田清彦(いけだきよひこ)

生物学者、評論家。1947年、東京都生まれ。東京教育大学理学部卒業。東京都立大学大学院生物学専攻博士課程修了。山梨大学教育人間科学部教授を経て、早稲田大学国際教養学部教授。構造主義を生物学に当てはめた「構造主義生物学」を提唱。その視点を用いた科学論、社会評論なども行っている。『38億年 生物進化の旅』『「進化論」を書き換える』(共に新潮文庫)など著書多数。

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